今やテレビの第一線で活躍するふたりだが、その道のりは決して平坦ではなかった。関西大学の落語研究会出身の田渕章裕と、NSC大阪校で出会ったきむ。2010年に結成したインディアンズは、一度は解散という苦渋の決断を下している。しかし、互いの笑いに対する熱量と相性の良さを再確認し、2012年に奇跡的な再結成を果たした。
「田渕のボケを世界で一番活かせるのは自分しかいない」――そう確信していたきむの情熱と、誰よりも漫才を愛する田渕の才能が再び噛み合った瞬間だった。再結成後の快進撃は凄まじく、持ち前のハイテンポな漫才スタイルを磨き上げ、関西の賞レースを軒並み席巻していくことになる。