キャップのシールを貼ったまま着用し続ける上で、避けて通れない最大のトラブルが「紫外線による日焼け跡」と「粘着剤の経年劣化」です。
屋外で日光を浴び続けると、バイザーの生地全体が徐々に退色していきます。しかしシールの下だけは紫外線が遮断されるため、数ヶ月から1年ほど放置した後にシールを剥がすと、そこだけ色が濃いまま残る「くっきりとした丸い日焼け跡」が発生します。一度日焼け跡がついてしまうと、クリーニングやブラッシングでも元の均一な色合いに戻すことは不可能です。
このトラブルを回避しつつ、ステッカーの雰囲気を残す裏技として定着しているのが「つば裏(アンダーバイザー)への貼り替え」です。購入直後にシールを丁寧に剥がし、直射日光が当たりにくいバイザーの裏側に貼り直すことで、表側の均一な色あせを保ちながらカルチャーの証をキャップに残すことができます。
もし長期間貼っていたシールをきれいに剥がしたい場合は、以下の手順を踏むことで生地を傷めず糊残りを防ぐことができます。
1. ドライヤーで軽く温める:シール表面にドライヤーの弱温風を10〜15秒ほど当て、粘着剤を柔らかくします(※熱しすぎると生地が傷むため注意)。
2. 端からゆっくり剥がす:爪を立てず、指の腹を使って斜め45度の角度でゆっくりと引き剥がします。
3. 糊残りの除去:生地にベタつきが残った場合は、剥がしたシールの粘着面やマスキングテープを使ってペタペタと優しく叩くようにして糊を吸着させます。市販のシール剥がし液は生地にシミを作る恐れがあるため使用を避けてください。