昭和から平成にかけてのバラエティ界において、彼の存在は異彩を放ちすぎていた。一瞬の隙を見せては全裸になり、スタジオを疾走する。コンプライアンスが叫ばれる現代のテレビ放送では、まず再現不可能な芸風だ。しかし、彼がやってきたのは単なる「悪ふざけ」ではない。その裏には、徹底して計算された間(ま)と、体躯を極限まで鍛え上げたプロ意識が存在していた。
拠点を故郷である熊本県に移してから久しい。かつての狂騒的な露出からは一転、現在はタレント活動にとどまらず、地元での店舗経営や野球指導、地域イベントへの参画など、根を張った活動を続けている。一見すると大人しくなったかのように思えるかもしれない。だが、現地で取材をすると、その情熱のベクトルが変わっただけだと気づかされる。