走り高跳びの世界記録は、男子がハビエル・ソトマヨルの2m45、女子がヤロスラワ・マフチフの2m10です。
男子記録は、キューバの英雄ハビエル・ソトマヨルが1993年7月27日にスペインのサラマンカでマークした「2m45」が、現在に至るまで30年以上破られていません。サッカーゴールのクロスバーの高さ(2m44)を人間が助走と自らの跳躍力だけで飛び越えるという、まさに人体の極限値です。
一方、女子では長年「人類には更新不可能」とまで囁かれていたステフカ・コスタディノワ(ブルガリア)の「2m09」(1987年世界陸上ローマ大会)という大記録が存在していました。しかし、2026年7月7日、ダイヤモンドリーグ・パリ大会において、ウクライナのヤロスラワ・マフチフが2m10を一発でクリアし、実に37年ぶりとなる世界新記録を樹立しました。この瞬間、世界の陸上界は新時代の幕開けに大きく沸き立ちました。