バイクカバー外した後はどうする?放置の危険とプロ直伝の収納術

バイクカバー外した後はどうする?放置の危険とプロ直伝の収納術

バイクカバー外した後はどうする?放置の危険とプロ直伝の収納術について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

多くのライダーが「少しの間だけだから」と油断してしまうのが、カバーを外した直後の処遇です。しかし、警察庁が公表する二輪車盗難情勢や犯罪心理学の専門家の分析に耳を傾けると、駐輪スペースに無残に残されたカバーは、窃盗犯にとって格好の「情報源」になっている実態が浮かび上がってきます。

第一の代償は、不在シグナルの発信といたずら被害の誘発です。カバーがくしゃくしゃに丸めて放置されている光景は、第三者に対して「現在、バイク本体はここになく、家主も不在である可能性が高い」と宣告しているようなものです。さらに近年多発しているのが、放置されたカバーそのものへのいたずらや盗難です。高強度・耐熱性を謳うプレミアムカバーは1枚あたり2万円から4万円前後で取引されることも珍しくなく、カバー単体が転売目的で持ち去られる事例も報告されています。放火などの凶悪犯罪を防止する観点からも、防炎素材のカバーであっても可燃物として路上に晒し続けるのは厳禁です。

第二の代償は、地面の小石や砂埃を巻き込むことによる車体への攻撃性です。アスファルトやコンクリートのバイクカバー地面に置く行為は、カバー内側の起毛部分や柔らかい生地に無数の細かなシリカ粒子(砂)を付着させます。その汚れに気づかず帰宅後に再び被せてしまうと、風でカバーがはためくたびに、サンドペーパーでタンクやカウルを研磨しているのと同じ状態に陥ります。愛車を保護するためのアイテムが、自らボディを傷つける凶器へと変貌してしまうのです。

第三の代償は、湿気と泥汚れによる急速な繊維劣化です。地面には目に見えない湿気が常に滞留しており、夜露や前日の雨を含んだ地面に置かれたカバーは、あっという間に湿気を吸い上げます。これが原因で発生する悪臭やカビは、一度定着すると容易には落ちません。適切なバイクカバー置き場を定めないことは、愛車だけでなくカバー自体の寿命を半分以下に縮めていると言っても過言ではありません。

小林 直樹
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小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。