共働き世帯が増加するなか、平日昼間に市役所へ足を運ぶこと自体が大きなハードルとなっていた。これに対し、岸和田市が推し進めたのがオンライン手続きの適用拡大と、柔軟な窓口体制の構築である。
児童手当の申請や保育所の入所手続き、各種証明書の発行は、スマートフォン一つで24時間完了する。一方で、「画面越しの手続きだけでは不安」という声に応え、定期的な夜間相談窓口やLINEを活用したリアルタイム相談AIチャットボットの導入も完了した。子育て中の30代女性は「夜子供が寝静まった後にスマホで申請が終わる。市役所に行くために会社を休む必要がなくなった」とほほ笑む。