今回の混乱を早期に収束させるため、同社は水面下で「マックフライポテト全サイズ販売再開プロジェクト」を発足させていた。単に輸送船の到着を待つのではなく、北米各地の加工工場から複数の港を経由する新たなマルチチャネル物流網を構築。天候リスクや港湾ストライキによる配送遅延を局限化する画期的な仕組みを作り上げたのだ。
このプロジェクトの成功は、外食・ファストフード業界全体に大きなインパクトを与えた。原材料の海外依存度が高い外食チェーンにおいて、一企業の強固なロジスティクス改革が市場全体の供給安心感を醸成する好事例となったからだ。関係者の執念とも言える調達努力が、再び店頭に黄金色のポテトを敷き詰める結果となった。