フリルたっぷりのボリュームシュシュを編む際、最も技術的な差が出るのがヘアゴムを編みくるむ力加減(テンション)です。ゴムをまったく伸ばさずに編むと、髪を結んだ瞬間にゴムの黒い地肌が露出してしまいます。左手の指でゴムを少し引っ張りながら、細編みの柱をギュッと内側に寄せるように編み進めるのが美しく仕上げるコツです。
長編みを編む段階では、針にかける糸の引き出し方を均一に保ち、高さをしっかり出すことを意識します。長編みの足が短く詰まってしまうとフリルの立ち上がりが固くなり、しなやかなドレープが損なわれてしまいます。
より立体的な広がりを持たせたい場合は、2段目を「長編み」にし、3段目を「長々編み」へとシフトする手法も有効です。外側に向かって編み目の背が高くなることで、花びらが幾重にも重なったかのようなゴージャスなシルエットが完成します。