最愛の家族を理不尽に奪われた遺族の現在とコメントには、何年が経過しても癒えることのない深い悲嘆がにじみ出ています。公判の場や記者会見で発せられた「家族全員の時間が事件のあの日から完全に止まった」「どんな判決が出ようと、二度とあの子たちの笑顔を見ることはできない」という言葉は、法廷にいたすべての人の胸を締め付けました。
遺族の多くは、精神的なトラウマや周囲の無遠慮な好奇の目にさらされながら、過酷な現実と闘い続けています。命日の慰霊活動や犯罪被害者等基本法に基づく支援制度の拡充を求める活動に尽力する遺族も多く、悲劇の風化を防ぐとともに、社会全体で被害者を支え二次被害を防ぐ仕組みづくりの必要性を訴え続けています。