新大阪の酒場事情を理解する上で欠かせないのが、駅を中心とした「3大エリア」の空間的・機能的な特徴の把握です。新大阪駅は新幹線・JR在来線・Osaka Metro御堂筋線が交差する構造上、出口やフロアによって街の表情が全く異なります。
第1のエリアは、改札内および改札直結の「駅ナカ・駅ビルゾーン」です。在来線改札内の「エキマルシェ新大阪」や、改札外1階に位置する「味の小路(あじのこうじ)」を中心とするこのエリアは、新大阪駅構内の居酒屋としておすすめできる抜群のスピード感とアクセスの良さを誇ります。移動の合間に立ち寄れる利便性がある一方、座席間隔がややタイトで回転率を重視した設計になっている点が特徴です。
第2のエリアは、下町情緒と昭和の風情が色濃く残る「東口ゾーン」です。改札を出て東口階段を降りると、雑居ビルや高架下に個人経営の酒場が点在しています。ここは観光客向けではなく、近隣のオフィスワーカーや地元住民に愛される店が集積しており、価格破壊とも言える高コスパな料理や新鮮な海鮮、こだわりの地酒をじっくり味わえるエリアです。
第3のエリアは、高層オフィスビルやビジネスホテルが立ち並ぶ「西口・北口(宮原)ゾーン」です。こちらは広々としたフロア設計のチェーン店や、接待・会食に耐えうる落ち着いた個室居酒屋が充実しています。宴会向けの飲み放題プランや、プライベート感を重視した空間を求めるなら、西口から徒歩3〜7分圏内のエリアが有力な選択肢となります。