大都市圏に台風が近づく際、最も警戒すべきはタワーマンションや高層ビル群の間に吹き荒れる「ビル風」と、高潮による沿岸部の冠水だ。強風によって窓ガラスが割れ、その破片が屋内に飛び散る事故が多発する恐れがある。補強フィルムの貼り付けやカーテンの遮光閉鎖といった地道な飛散防止策が不可欠となる。
満潮時刻と台風の接近が重なる場合、沿岸部や河口付近での高潮被害が深刻化する。地下街や地下鉄駅への水流れ込み、低地での浸水被害は一瞬にして拡大するため、ハザードマップでの位置確認と早めの垂直避難が命分かれ目となる。