近年の作品で披露されたフィジカルは、過去最高峰の仕上がりを見せている。脂肪を極限まで削りつつ、しなやかな可動域を保った実戦的な筋肉。単なるボディビルディング的な肥大化ではなく、過酷なアクションや繊細な感情表現に耐えうる「動ける身体」を構築する2026年最新のトレーニングメソッドが導入されている。
坂口が取り組む筋力トレーニングの軸となるのは、複合関節種目(コンパウンド種目)を中心とした高強度プログラムだ。バーベルを用いたデッドリフトやスクワットで全身の連動性と強靭なポステリアチェーン(背面筋群)を鍛え上げ、自重を巧みに操る加重プルアップ(懸垂)で立体感のある逆三角形の背中を形成する。
さらに、ケトルベルやバトルロープを用いたハイインテンシティ・インターバルトレーニング(HIIT)を組み込み、心肺機能と筋持久力を限界まで追い込む。重厚なバルクと、瞬時にトップスピードへとギアを上げるアジリティ。この過酷なメニューの継続こそが、彼がスクリーンで放つ圧倒的な威圧感の源泉である。