2026年に入り、彼女の活動は新たな局面を迎えている。プレイヤーとしてカメラの前に立つだけでなく、空間デザインやビジュアルコンセプトの立案など、制作の舞台裏にも積極的に関わるようになった。長年培ってきた直感と美意識が、演出の端々にまで色濃く反映されている。
「以前は与えられた枠組みの中でどう表現するかを考えていましたが、いまは枠組みそのものをどう作るかを楽しんでいます」。自ら企画し、仲間とともに形作っていく現場での表情は、心底楽しそうだ。自分という素材を冷徹に客観視しながらも、クリエイターとしての熱量を注ぎ込む。そのバランスの良さが、新しい作品の仕上がりに色濃く表れている。