病み上がりのご飯は何が正解なのか。最新の知見をもとに管理栄養士が導き出した結論は、タンパク質と糖質の「分子サイズ」と「脂質制限」の徹底管理にある。体力を戻そうとスタミナ食に手を伸ばすのは最悪の選択肢だ。焼肉や揚げ物はもちろん、食物繊維が豊富すぎるごぼうやきのこ類、海藻類は、弱った胃壁に重篤な停滞感を残す危険なNG食材へと早変わりする。
公益社団法人日本栄養士会や一般社団法人日本病態栄養学会に所属するエキスパートらも指摘するように、初期段階で優先すべきは「低残渣(ていざんさ)」かつ「乳化されやすい脂質」を含んだメニューだ。白身魚のすり身、やわらかく煮込んだ絹ごし豆腐、半熟卵など、アミノ酸スコアが高く咀嚼しやすいタンパク源を段階的に導入する。これが2026年現在のスタンダードなリカバリープロトコルである。