SDGsや環境配慮への意識が高まる中、「一回限りのイベント衣装」として使い捨てにされる消費文化への反省も生まれている。現在市場を賑わせている最新アパレルでは、祝福の宴が終わった後の「セカンドライフ」があらかじめ設計されている点が見逃せない。
例えば、お祝いの当日に着用した後は、専門の職人に送ることでトートバッグやクッションカバー、あるいはインテリアのタペストリーへと無償リメイクしてくれるサービスが付帯した商品が話題を呼んでいる。思い出の詰まった赤い生地が、形を変えて日々の生活空間の中に永続的に溶け込んでいく。この「ストーリーを捨てない」提案が、モノを持たない時代を生きる若い世代の共感を呼んでいるのだ。