昭和40年代の開館以来、多くの人々を迎えてきたこの施設も、時代に合わせてアップデートを重ねている。2026年現在、スマートフォンを活用したリアルタイム魚種識別アプリとの連携が導入され、窓の向こうを泳ぐ魚にカメラを向けるだけで、その名前や生態、さらには勝浦の海における出現頻度の推移までが瞬時に画面に表示されるようになった。
「見るだけ」の観光から、「学び、考える」エコツーリズムへ。特に夏休み期間中には、地域の海洋生物学者によるガイドツアーや、海洋プラスチック問題を考えるワークショップが定期開催され、子どもたちの自由研究のメッカとなっている。自らの目で見て、デジタルの知識で深める。このハイブリッドな体験が、新しい世代の環境意識を育んでいる。