日本のブライダルファッションを世界の頂点へと引き上げた功績は計り知れない。東洋人デザイナーとして初となる「パリ・オートクチュール協会」加盟への道は、決して平坦なものではなかった。しかし、本場パリの厳格な審査員たちを唸らせたのは、他でもない彼女の圧倒的な縫製技術と斬新なデザイン力であった。
当時、フランスモード界の巨匠として君臨していたピエール・カルダンも、彼女の情熱と創造性に深い敬意を表した一人だ。国境や文化の壁を越えた二人の交流と互いへのリスペクトは、彼女がグローバルな舞台で揺るぎない地位を築く強力な後押しとなった。