鍋の素キューブをネットで検索すると、予測変換に「まずい」というワードが現れて購入をためらう人もいます。しかし、消費者の声を精査していくと、味そのものの欠陥というよりも調理工程における計量ミスや使い方の誤解に起因しているケースが大半です。
代表的な失敗原因の一つが「水の分量間違い」です。固形キューブ1個に対して必要な標準の湯量は180ml(商品により多少前後あり)。目分量で水を入れてしまうと、出汁が薄すぎて物足りなくなったり、逆に濃すぎて塩辛さが前面に出てしまったりします。特に白菜やもやしなど水分の出やすい野菜を大量に入れる場合、煮込んでいるうちに野菜から水分が染み出して味がぼやけてしまう現象が起こりがちです。
また、粉末・固形調味料特有の「化学調味料っぽい後味が気になる」という声もあります。これはキューブが完全に溶けきらないまま具材を食べ始めたり、煮込み時間が短く具材に出汁が染み込んでいないことが原因です。最初にキューブをしっかり煮溶かしてから具材を投入する、あるいは水分が出やすい野菜を使う際は水をあらかじめ20〜30ml程度減らして調整するだけで、本来のコク深い旨味を存分に引き出せます。