日本国内の猛暑は、世界的な気候危機の一端に過ぎない。世界気象機関 (WMO)は直近のレポートにおいて、地球全体の平均気温の上昇速度が従来の予測モデルを上回るペースで加速していると指摘した。かつて「地球温暖化の父」と呼ばれたジェームズ・ハンセン博士が1980年代に議会証言で警告した未来図が、まさに現実の脅威として私たちの前に立ち現れている。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の最新報告書においても、人間活動が気候系を温暖化させてきたことは「疑う余地がない」と断定されている。研究者たちは、世界各地で頻発する熱波、干ばつ、山火事、超大型台風といった極端気象が、もはや個別の事象ではなく地殻変動レベルの環境変化に起因していると分析する。世界気象機関 (WMO)の幹部は、国際社会に向け「温室効果ガスの即時削減を行わなければ、未来の夏はさらに苛烈なものになる」と強く訴えている。