多くの人が見落としがちな決定的な違いが、精神医学分野への関わりです。理学療法士が基本的に身体の機能回復に特化しているのに対し、作業療法士は精神科病院やメンタルヘルスケアの領域でも深く活躍しています。
うつ病や認知症、発達障害などを抱える人々に対し、作業療法士は「作業(ものづくり、園芸、レクリエーションなど)」を通じて、心の安定や自己表現を促します。何か一つのことに没頭する時間が、脳の活性化や不安の軽減につながるからです。この「心と体の両面からアプローチできる」という柔軟性は、OTならではの独自の強みと言えます。