ハイトーン=若者のカルチャーという古い図式は、完全に過去のものとなった。現在、このスタイルを最も意欲的に楽しんでいるのは30代から50代の大人世代だ。背景には、白髪を暗い色で「隠す」アプローチから、明るいトーンで「馴染ませる」思考への転換がある。
髪全体をシームレスにトーンアップすることで、伸びてきた白髪との境界線を自然に曖昧にする「白髪ボカシ」の技法が定着。エイジングの悩みを逆手に取り、最高にファッショナブルな武器へと変える。年齢を重ねた女性たちが纏うハイトーンは、若作りとは一線を画す、成熟したエレガンスと圧倒的なオーラを漂わせている。