静岡県出身の高橋まつりさんは、猛勉強の末に東京大学文学部へ進学。学生時代から学業だけでなくモデル活動や海外留学など多彩な才能を発揮し、2015年4月に難関として知られる株式会社電通へ入社しました。周囲からも将来を嘱望される輝かしいスタートでした。
しかし、試用期間を終えてデジタル・アカウント業務を担当する部署に本配属された同年10月以降、業務量が急激に膨らみます。新設部署で慢性的な人員不足に陥っていた中、ネット広告の進行管理やクライアント対応などの過重な負担が彼女一人に集中していきました。
深夜残業や休日出勤が日常化し、帰宅すらままならず社内で仮眠を取る日々が続きました。業務記録上は36協定の範囲内に収めるよう過少申告を強いられ、心身ともに休まる時間がないまま限界へと追い詰められていきました。