デジタル時代における事件報道は、かつてないスピードと拡散力を備えている。大手ポータルサイトのYahoo!ニュースでは関連記事が連日トップに掲載され、コメント欄には数千件におよぶ意見が書き込まれた。さらにX(旧Twitter)などのSNSでは、ハッシュタグを伴った投稿がトレンド上位を占め続け、リアルタイムで情報が錯綜する状況が続いている。
こうした報道メディアやSNSの動きは、社会的な関心を高めて情報収集を促進するポジティブな側面がある一方で、過剰な取材合戦やプライバシーの侵害、さらにはファクトチェックの不十分な情報の流布という負の側面も露呈させた。ニュース・報道に触れる一人ひとりが情報の真偽を見極めるリテラシーを持ち、不用意な拡散を控えることが求められている。