専門的な視点から確実な改善を目指すのであれば、精神科医として豊富な臨床経験を持つ著者による専門書が欠かせない。精神科医の岡田尊司氏が執筆する数々の著書は、愛着障害や対人関係過敏の視点からあがり症の根本にある心理的背景を深く紐解いており、自己理解を深めるうえで非常に示唆に富んでいる。
一方で、精神科医でありベストセラー作家でもある樺沢紫苑氏の著書は、アウトプット大全をはじめとする脳科学的な知見をベースに、具体的かつ今日から実践できる行動指針を提示してくれる。日本精神神経学会や日本心理学会の学術的背景を感じさせる論理的な説得力があり、感情に振り回されがちな読者に明快な解決策を与えてくれる。