かど丸餅店のいちご大福が他の和菓子店と一線を画している最大の理由は、その独特な製法にあります。一般的な大福は白い求肥や羽二重餅で苺と餡を包みますが、同店では契約農家直送の苺から抽出した果汁と果肉を直接餅生地に練り込んでいます。深いルビー色に染まった餅はほんのりと甘酸っぱく、ひと口かじると苺の豊かな香りが鼻腔をくすぐります。
中には瑞々しい大粒の生苺と、職人が丁寧に炊き上げた上品な甘さのこし餡がぎっしり詰まっており、酸味と甘みの調和が極めて秀逸です。保存料を極力使わず、毎朝未明から手作業で搗き上げる餅ならではのコシと柔らかさは、一度食べると忘れられない食感を生み出しています。
気になるかど丸餅店のいちご大福の販売期間は、例年1月上旬から6月上旬頃までの約半年間です。苺の旬に合わせて製造されるため、販売開始直後の真冬から春先にかけては特に需要が集中します。毎年この季節が訪れるのを心待ちにしているリピーターが多く、シーズン中は連日激しい争奪戦が繰り広げられます。