2014年のモンゴル面会以降、キム・ウンギョン氏の私生活に関する直接的な報道は限られていますが、公安関係筋や脱北者からの情報を総合すると、平壌市内において安定したエリート層としての地位を維持しているとみられています。
大学卒業後、ウンギョン氏は情報通信関連の国家機関や研究機関に所属し、同時期に同じくエリート階層に属する男性と結婚しました。2013年に誕生した長女(横田夫妻にとってのひ孫)は健やかに成長しており、平壌の教育環境下で生活を送っていると伝えられます。
一方で、彼女は「拉致問題の核心を知る重要人物の娘」として、北朝鮮の国家保衛省による極めて厳重な監視・警護下に置かれています。自由な海外渡航や外部世界との私的な通信は厳しく制限されており、政治的配慮の狭間で慎重な暮らしを余儀なくされているのが実情です。