一部のネット記事や切り抜き動画のタイトルだけを見たユーザーの間では、「本当に千鳥は大悟監督としてカンヌへ作品を応募したのか?」という疑問が持たれがちです。
日本のお笑い界において、芸人が映画監督として国際舞台に立つ前例は少なくありません。北野武(ビートたけし)監督がヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した歴史をはじめ、松本人志監督の『大日本人』がカンヌ国際映画祭の監督週間に選出された実績、劇団ひとり監督や品川ヒロシ監督の商業映画など、本格的な映画進出を果たした芸人は多数存在します。
しかし、『テレビ千鳥』のカンヌ企画はこれら本格的な映画進出への挑戦とは明確に一線を画す純度100%のパロディ・コントです。「カンヌ映画祭出品」という権威ある看板をあえて掲げることで、制作される映像のくだらなさとチープさを際立たせるという高度な「フリとオチ」の構造を持っています。したがって、実際にカンヌ国際映画祭の事務局へエントリーされた事実はありません。