東京のバラエティシーンを牽引し続ける太田プロダクションと、上方演芸の伝統を背負う松竹芸能。所属事務所の垣根や東西の文化の違いを超えて、二人が互いを認め合う理由はどこにあるのだろうか。それは、どちらも「一度すべてを失いかけた男」だからに他ならない。
有吉がラジオ番組やトークショーで森脇の名を出すたび、森脇は関西のラジオや自身の配信で「有吉がまた俺の名前を出してくれた。ありがたいよ」と無邪気に歓喜する。先輩としてのプライドを捨てて感謝を口にする森脇の素朴さと、照れ隠しのように毒を吐き続ける有吉の優しさ。二人のやり取りは、計算やビジネスを超えた人間味に溢れている。