ただし、すべてを単なる「タンパク質の凝集」として片付けるのには注意が必要だ。取材に応じた耳鼻咽喉科専門医は、一時的な物理的違和感と、注意を要する身体反応の違いについてこう警鐘を鳴らす。
「乳成分に対する食物アレルギーを持っている場合、喉のイガイガ感が単なる付着感にとどまらず、粘膜の激しい腫れや痒み、息苦しさ、さらには皮膚のじんましんといった症状を伴うことがあります。水やぬるま湯を飲んでも一向にイガイガが引かず、時間の経過とともに増悪する場合は、直ちに医療機関を受診すべきです」
単なる凝集反応であれば、後述する水洗作用や時間の経過によって数分以内に自然消失する。自身の症状がどちらに該当するのか冷静に見極める眼を持つことが大切だ。