同氏の功績を語る上で欠かせないのが、鬼才・庵野秀明監督との伝説的なコラボレーションだ。社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』において、大月氏は現場の圧倒的な熱量とビジネスサイドの防波堤となり、作品を歴史的成功へと導いた。
ビジネスとアートが衝突する極限の現場で、彼が見せた決断力。それこそが、作品を歴史的名作へと昇華させた原動力に他ならない。二人が築き上げたクリエイティブの結晶は、現在のアニメビジネスモデルの基盤となった。そして今、新たな作品でそのDNAがどのように覚醒するのか、ファンの視線は熱を帯びている。