実店舗が消えて久しい現在、インターネット上では奇妙な現象が起きている。YouTubeのノスタルジー系グルメ解説動画や、TVerで再配信される平成初期の街頭ロケ番組などをきっかけに、若い世代の間で「謎の消えた牛丼チェーン」として再評価されているのだ。SNS上には、元スタッフによる当時のレシピ再現動画が投稿され、万単位の再生数を記録することもしばしばある。
では、2026年の今、らんぷ亭のブランドが復活する可能性はあるのだろうか。外食関係者の間では、近年の「平成レトロブーム」や「復刻グルメ企画」の潮流に乗る形で、期間限定のポップアップストアやゴーストレストラン業態、あるいはEC限定の冷凍塩牛丼の具といった形でのサプライズ復活を期待する声が根強く囁かれている。権利を持つ企業にとっても、眠れる強力なIP(知的財産)を活用する価値は十分にあるはずだ。