当時のテレビ界における指標として、2019年のドラマ年間視聴率ランキングを振り返ると、テレビ朝日の鉄板シリーズとTBSの日曜劇場、そして日本テレビのバイラル作品が激しい三つ巴の戦いを繰り広げていたことが分かります。
プライム帯の年間平均視聴率トップ争いでは、米倉涼子主演の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜 第6シリーズ』が平均18.5%(最高20.3%)を叩き出し、不動の強さを証明しました。また、水谷豊主演の『相棒 season18』や、沢口靖子主演の『科捜研の女 第19シリーズ』など、盤石な固定ファンを持つテレ朝作品が安定して上位を独占しています。
当時の2019年ドラマ一覧を俯瞰してみると、従来の世帯視聴率のみを狙った作品群と、TVerの見逃し再生数やSNSエンゲージメントを狙った革新的ドラマの二極化が進み始めた年でもありました。数値の高さだけでなく、「どれだけ世間の会話を支配できたか」がヒットの真の基準へと変化した転換点です。