InstagramやTikTokをはじめとするプラットフォーム上では、ライオンカットを施された猫の動画に数十万件の「いいね」が集まる一方、猫ライオンカットネットの反応を仔細に追っていくと、施術後の深刻な異変に苦悩する飼い主の投稿が浮き彫りになります。
大手知恵袋やコミュニティ掲示板、愛猫家の手記には、「かわいいと思って軽い気持ちでサロンに預けたら、猫ライオンカット後悔の連続になった」という悲痛な告白が多数寄せられています。中でも最も深刻な事例が、被毛の再生不全です。取材に応じた都内在住のペルシャ飼育者(40代女性)は、当時の後悔を次のように吐露しています。
「夏場の熱中症が心配でトリミングサロンに相談し、胴体を3ミリのバリカンで刈ってもらいました。ところが秋を過ぎ、冬を迎えても背中の毛が一切伸びず、地肌が露出したまま。獣医師からは『毛周期が休止期に入ってしまい、元のフサフサに戻る保証はない』と告げられました。寒さに震える愛猫に洋服を着せ続けながら、自分の無知さを責めるしかありませんでした」
さらに身体面だけでなく、行動面の急激な変化に悩まされる飼い主も少なくありません。「施術直後からソファーの下やベッドの奥に何週間も隠れ続け、ご飯の時しか出てこなくなった」「体を触ろうとすると激しく威嚇し、猫ライオンカット失敗を痛感した」といった声が目立ちます。ネット上では「丸刈りにされた姿が惨めで猫ライオンカットかわいそう」という批判的な声も散見されますが、これは単なる感情論ではなく、猫の認知構造と防衛本能に起因する切実な問題です。