朝の澄み切った空気が、残雪を戴く常念岳の稜線を鮮やかに浮かび上がらせる。最上階14階に位置するメインダイニング「ソルプレーサ」の窓辺に立つと、思わず息をのむ大パノラマが眼下に広がる。移り変わる四季の表情をダイレクトに感じるこの景観こそが、リピーターを惹きつけてやまない最大の魅力と言える。
夜になれば表情は一変する。城下町の灯りが星空のように瞬き、闇の中に山並みのシルエットが浮かび上がる。シェフが手掛ける極上のフレンチコースに、信州産のヴィンテージワインを合わせる時間。それは単なる食事の枠を超え、信州の風土と美意識を五感で味わい尽くすドキュメンタリーのような体験だ。