ネット上の言説において、シリーズの歴史に関してしばしば見受けられる2つの誤解を正しく整理しておきます。
誤解1:「『BOF V ドラゴンクォーター』がシリーズを衰退させた」という俗説
当時のJRPGの常識を覆すディストピア設定とシビアな難易度、セーブ制限などから、発売直後はライト層を中心に戸惑いの声が上がったのは事実です。しかし、ゲームデザインの完成度自体は批評家筋から極めて高く評価されており、後のソウルライクやローグライクの先駆けとも言えるシステムでした。シリーズ停滞の直接的な原因はハード移行期における組織再編と、後述のモバイル展開の頓挫であり、作品単体のクオリティに起因するものではありません。
誤解2:「カプコンはブレスオブファイアの権利を放置している」という誤解
カプコンは商標の維持更新を厳格に行っており、公式グッズ展開や前述の総選挙、公式ポータルサイト「カプコンタウン」内でのミニゲーム掲載など、IPの認知維持施策を継続的に打っています。需要の採算ラインと開発ラインの確保が噛み合えば、リマスター展開へ移行する準備は整っていると見立てるのが自然です。