かつて渋谷のメガドンキといえば、レジ前に伸びる果てしない行列が名物であり、同時に最大の課題でもあった。しかし、2026年のフロアにはかつての殺伐とした混雑は見当たらない。自動画像認識システムとパスポート即時認証を組み合わせた次世代スマートレジの全面導入により、決済スピードは劇的に向上した。
「以前はレジ待ちだけで30分以上かかることもザラでしたが、今はスマホアプリと連動した顔認証決済であっという間です」と、頻繁に訪れるというオーストラリア人旅行者は満足気に語る。デジタル化が極限まで進んでも、手書き風のPOP(店頭広告)が放つ泥臭い熱気は健在で、最先端技術とアジアンカオスの絶妙なハイブリッドがここにある。