ジンクスと一線を画すのが、現代医学が提供する画像診断や遺伝子検査技術である。日常的な妊婦健診で用いられる超音波検査(エコー)は、妊娠16〜20週頃になると赤ちゃんの外生殖器の形態を確認できるようになる。男の子特有のシンボルや女の子特有の割れ目が観察できれば確度は一気に高まる。ただし、赤ちゃんの姿勢やへその緒の位置によっては判定が保留されることも珍しくない。
さらに高精度な判別法として挙げられるのが、母体血中に漂う胎児由来のDNAを解析するNIPT(新型出生前診断)だ。本来は染色体疾患の可能性を調べるための医療検査だが、Y染色体の有無を分析することで、妊娠9〜10週という早期から99%以上の精度で性別を把握することが技術的に可能となっている。第一線で働く産婦人科医の診断は、ジンクスとは比較にならない客観的数値に基づいている。