語学や文化の観点から見ると、海外での認識にも面白い乖離が存在する。アメリカやイギリスなどの英語圏では、「Pancake」が圧倒的な一般的総称であり、日常会話で「Hotcake」という単語が使われる機会は少ない。大手ファーストフードチェーンの朝食メニュー名などで見かける程度だ。
また、欧州の「Pancake」は日本のホットケーキのような厚みはなく、クレープに近い薄焼きのスタイルが主流の地域も多い。つまり、私たちが日常的に思い浮かべる「厚みがあってふっくら甘いホットケーキ」は、欧米の伝統的パンケーキをベースに日本独自の好みに合わせて磨き上げられた、誇るべき洋菓子文化なのだ。