世間に最も大きな動揺を与えたのは、「なぜ凶悪事件の主犯格とされる人物と、現職の警察官が個人的につながっていたのか」という接点の理由です。報道関係者や地元関係者の証言によると、二人の出会いは事件発生の以前、旭川市内の繁華街・さんろく街における飲食の場や共通の知人を介した集まりがきっかけであったとされています。
伊藤雄貴警部補は当時、旭川中央警察署に勤務する中堅幹部であり、地域の治安維持や事件捜査に携わる立場にありました。しかし、職務倫理を逸脱し、内田梨瑚被告と私的なメッセージアプリ(LINE)を通じて日常的に連絡を取り合う関係に発展。複数回にわたる私的な面会や飲食を重ねていたことが、道警監察官室の調査および週刊誌報道によって明らかになりました。
一部の報道では、内田被告が過去にトラブルを起こした際、警察官である伊藤警部補との親密な関係を誇示し、周囲への威嚇材料に使っていたという証言も浮上しました。職務上知り得た機密情報を直接手渡していた証拠までは確認されていないものの、警察幹部が地域の不良グループや問題行動を繰り返す人物と距離感を失い、私的関係に溺れていた事実そのものが、警察組織全体のモラル崩壊として猛烈な批判を浴びる要因となりました。