「蓼食う虫も好き好き」の基本的な意味は、人の好みは人それぞれであり、世間一般では理解されにくい風変わりなものを好む人もいるという教訓です。「蓼食う虫も好きずき」と送り仮名をひらがなで表記することもありますが、意味やニュアンスに違いはなく、一般的には「好き好き」の漢字表記が多く用いられます。
このことわざの本質は、単に「みんな違ってみんな良い」と個性を称えるものではありません。根本には「なぜわざわざそんな変わったものを好むのだろうか」という第三者視点の困惑や疑問が含まれている点が特徴です。そのため、価値観の多様性をフラットに認める言葉というよりは、一風変わった対象への嗜好を皮肉やユーモアを交えて表現する際に使われます。