衆議院議員としての出発点であり、揺るぎない地盤である神奈川県第2区(横浜市西区・南区・港南区)は、菅氏にとって政治的アイデンティティの原点である。秋田から上京し、段ボール工場での勤務を経て横浜市議から国政へと駆け上がった経歴は、世襲議員が珍しくない政界において異色の光を放つ。地元の有権者と泥臭く対話を重ねてきた経験が、彼の現場主義を形作ってきた。
政権の中枢に登り詰めた後も、地元事務所や地域コミュニティとの接点を途絶えさせることはなかった。週末に地元へ戻り、草の根の意見を吸い上げる姿勢が、彼に対する強固な信頼の基盤となっている。政局が激動する局面であっても、根底にある地元重視のスタンスが揺らぐことはない。