当時、現場は連日の徹夜撮影と過酷なスケジュールに追われていた。そんな中、10代半ばだった二人は、互いに支え合いながら過酷なロケを乗り切っていたという。中山美穂の持つ透明感と芯の強さ、そして木村一八が魅せた野性味あふれる演技のコントラストは、カメラが回っていない時間でも異彩を放っていた。
撮影の合間に見せた無邪気な笑顔や、役柄に対する真剣な議論など、スタッフの証言からも二人のプロ意識の高さがうかがえる。後に中山美穂がトレンディドラマの女王として頂点に上り詰め、木村一八が個性派俳優としての地位を築いていく原点が、まさにこの現場に詰まっていた。