出版界では長年、刷った部数(発行部数)の見栄えが語られがちだった。しかし、日本ABC協会が第三者機関として公認・検証する「ABC部数」において、ハルメクの実売数は他の追随を許さない圧倒的な数値を叩き出している。返本率40%が常態化する一般的な雑誌流通とは一線を画し、注文を受けた分だけを印刷して届ける定期購読ビジネスの仕組みが、驚異的な収益性と経営の安定度をもたらしているのだ。
このビジネスモデルの舵取りを担う株式会社ハルメクホールディングスは、読者から直接前払いで購読料を受け取ることで、正確な需要予測を可能にした。売れ残りの廃棄リスクを徹底的に排除したキャッシュフローは強固そのもの。出版不況という言葉を嘲笑うかのように、実売部数に裏打ちされた真の読者基盤を拡大し続けている。