現代の40代バイプレイヤーたちの魅力は、単なる「上手さ」にとどまらない。作品ごとにまったく異なる人間へと変貌する振り幅の広さだ。ある作品では冷酷無比な官僚を冷徹に演じたかと思えば、次の作品では家庭に居場所のない気弱な父親を等身大の哀愁とともに演じきる。
特筆すべきは、劇中での主役との対比構造だ。キラキラとした存在感を放つ若手主演俳優に対し、40代脇役陣が繰り出すのは圧倒的な「生活感」と「狂気」の同居である。SNS上では「主演目的で見始めたのに、いつの間にか脇役の怪演ばかり追いかけていた」「あの目の動きだけでご飯3杯いける」といった熱狂的な投稿が連日トレンドを賑わせている。