南の夏の主役である太平洋高気圧。その勢力拡大のスピードが今年のカギを握る。気象予報士の森朗氏は、高気圧の西への張り出しが断続的かつ不安定である点に警鐘を鳴らす。「太平洋高気圧の北上が足踏みすれば、梅雨前線が南西諸島付近で南北に激しく上下動を繰り返すリスクがある」と指摘する。
前線が高気圧の縁辺流によって刺激されると、短時間での局地的一発豪雨をもたらす線状降水帯が発生しやすい。晴天とスコールのような大雨が極端に入れ替わる空模様は、屋外アクティビティを予定する旅行者にとって最大の難所となる。晴れ間が広がったからといって油断は禁物だ。