かつてデザインの作成といえば、手書きのラフ画を業者に手渡しして打ち合わせを重ねる泥臭い作業が一般的だった。しかし、現在はスマホやタブレットで手軽に操作できる「Canva」の普及により、デザインの民主化が一気に進んだ。
直感的な操作で洗練されたテンプレートを組み合わせられるため、デザイン未経験の生徒でも即座にクオリティの高い下案を組み上げることができる。一方で、より緻密な図形配置や特殊な印刷データを作成する場面では、「Adobe Illustrator」を自由自在に使いこなすデジタルネイティブの姿も珍しくない。
プロのグラフィックデザイナーも驚くような高度なパスデータが高校生から入稿されるケースが増加しており、クリエイティブの底上げが業界全体に新鮮な刺激を与えている。