再開発が現実味を帯びるにつれ、周辺の不動産市場は急速な熱を帯び始めている。地元の不動産業界関係者は「東急田園都市線沿線の中でも、鷺沼周辺は将来の利便性向上を織り込んだ価格上昇が顕著だ。特に駅から徒歩圏内の新築および状態の良い中古マンションは、売り出しと同時に引き合いが入るような活況を呈している」と明かす。
ただし、価格高騰の波に乗って焦って購入を決めるのは非常に危険だ。プロの視点から指摘されるのは、単なる「駅徒歩○分」という数値だけに惑わされない姿勢である。宮前区特有の起伏に富んだ高台や坂道の多さは、実際に歩いてみないと実感しにくい。毎日の通勤通学や買い物時の負担を肌で確認することが欠かせない。
さらに、工事完了後の交通量の変化や小中学校の学区編入の動きなど、数年先の周辺生活環境までしっかりと見定めておくことこそが、購入後の後悔を防ぐ最も確実な防衛策となる。