日本全国のショッピングセンターや駅ビルを中心に展開するこのショップは、長年にわたり生活者の日常を足元から支えてきた。特に住宅街を控えた郊外型モールにおいて、その存在感は際立っている。必要なものを買いに来る場所というよりは、「何か良いもの、今の暮らしに必要なヒントがあるかもしれない」という期待を抱かせる仕掛けが随所に施されているからだ。
店内を一歩進むと、リビング、キッチン、バスルーム、ギフトという暮らしのシーンごとのテーマがシームレスにつながっている。通路幅はカートを押したままでもすれ違いやすいゆとりがあり、ディスプレイは手に取りやすい高さに緻密に計算されている。この「ストレスを感じさせない回遊性」こそが、思わず長居してしまう一番の理由だろう。