2000年代初頭、日本のご当地キャラクターといえば、地元の名産品を可愛らしく擬人化したものが定番だった。そのお約束を根底から覆したのが、阿寒湖のマリモと男性の生理現象を安易に掛け合わせたこのキャラクターだ。当時はPTAや一部の自治体から苦言を呈されることも珍しくなかった。
しかし、2026年の若者たちにとって、その「行儀の悪さ」こそが新鮮に映る。過剰にコンプライアンスが意識され、洗練されすぎた現代のキャラクターデザインに対するアンチテーゼとして捉えられているのだ。原宿のセレクトショップでは、ヴィンテージのストラップがプレミア価格で取引されている。