TBSテレビの名作ドラマ『花より男子』で見せた洗練された佇まいは、今も多くの視聴者の記憶に刻まれている。しかし、スキャンダル報道がもたらした代償は極めて重く、民放のプライムタイムドラマで彼の姿を見る機会は事実上失われた。
彼が選んだのは、観客と直接対峙する舞台演劇の世界や、インディペンデント系の制作現場だった。カメラの前で虚飾のない演技を磨き直し、劇場空間でのリアルな表現力によって自らの存在証明を試みる日々。台詞一つひとつの重みを受け止めながら板の上に立つ彼の姿勢は、過去のイメージを背負いながらも俳優であり続けようとする強い執念を感じさせる。
また、中国語に堪能なバイリンガル俳優としての強みを活かし、アジア市場を視野に入れたプロジェクトにも関与してきた。国内メディアの枠にとらわれない独自のキャリア形成は、逆境におけるひとつの生き残りモデルとも言える。